頂きぬ初物となるさくらんぼ
小ぶりだが、輝くさくらんぼをいつもお世話になっているOさんに頂いた。佐藤錦だ。さくらんぼには、紅さやかや高砂など多くの品種があるが、佐藤錦は、その中でも高級品だ。6月の中旬が収穫時期なのでこの時期のさくらんぼは、更に高値だろう。ありがたく頂戴した。ぼくにとってさくらんぼは、特別の意味がある。句集『大花野』に「あなたのは」とばかり訊く妻さくらんぼ正見の句があるからだ。この句を最初に取り上げてくれたのは、俳人の長谷川櫂氏である。読売新聞に毎日連載されている「四季」には、次のように記されている。「十年前、妻がアルツハイマー型の認知症と判明。外に出れば道に迷う。家の中でも迷子になる。


