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季語冬暖か

(ふゆあたたか)[冬]

冬の間に、思いがけず暖かく感じられる日。

言い換え(傍題):冬ぬくし、冬温し

この季語の俳句フォト:4句

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俳句フォトエッセイ

冬ぬくしカフェ•ラ•ミラの白き壁

今年の最後の仕事は、ラボパーティ神奈川支部での「やさしい俳句」と題する講演とワークショップだった。ラボパーティとは、つづめて言えば英語教室なのだが、これが只者ではない。物語や人との交流を通して生きた言語を身につける、英語を身につけながら、生き方も人間関係も学ぶ教室なのである。国際交流も盛んだ。全国に支部を持ち、会員は2万人を超えるという情報もある。この日は神奈川支部のチューター(先生役)の方々60人近くが集まった。驚いたことがたくさんあったが、その一つはどの方も明るくて陽気だということだ。話を聞く時もジェスチャーたっぷり。さすがチューターの方々と思った。

俳句フォトエッセイ

冬暖か佐伯誠の見る景色

千鳥ヶ淵に面するギャラリー冊からの景色である。11月22日から29日まで、佐伯誠さんを偲ぶ「ぼくの佐伯さん」と題する展示が行われた。会場には、佐伯誠さんの生涯にわたる様々な資料がよく整理され、所狭しと並べられている。中には、高倉健からの礼状もあった。こんな人だったのか、こんな仕事をされてきたのか。佐伯誠が明確な輪郭を持ってそこに存在しているかのようだった。『翼の王国』など、雑誌の仕事を中心とされていたようだが、独特なポップな文章が印象に残っている。ぼくがどのようにして佐伯さんと知り合ったのか、確たる記憶はないが、2020年以降、少なくても9回、二人だけで会っている。

俳句フォトエッセイ

冬温しさらばよこすげ小学校

この日は、こすげ小学校で先生方の俳句の研修会を行った。各学級で俳句の授業をしているが、「なぜそうするのか」が分かると理解がグッと深まる。ある程度理屈が必要なのだ。楽しい研修会になった。授業形式で先生方を子どもに見立て、俳句だけでなく授業技術についても触れる。子どもの話を聞く時の教師の立ち位置とか、子どもとの距離の取り方とか、ところどころに織り込む。あっという間の二時間だった。この研修会でぼくのこすげ小学校での仕事は全て終了した。感慨深い。記念に帰りに正面玄関で写真を撮ってもらった。ぼくの右側にあるのは、欅のモニュメントである。

俳句フォトエッセイ

冬ぬくし心豊かにこすげの子

葛飾区立こすげ小学校である。実に気持ちが良い六年生だった。この時期の六年の学級経営はなかなかに難しい。一気に心が大人になり、思春期独特の不安定さが現れてくる。そこに受験という重圧が重なる子もいる。自分のことだけで精一杯になるのが普通だ。それを乗り越えさせるには学校や担任の先生の巧みな指導力が欠かせない。若い先生だったが、実にこどもたちとの関係が自然で無理がない。こどもたちの気分を上手に掴んでいる。大したものだと舌を巻いた。僕の立場は、外部からの一瞬の闖入者である。こういう素敵な学級に混ぜて貰えば指導していても楽しい。六年生が素敵だということは学校がうまく回ってるということだ。