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季語冬紅葉

(ふゆもみじ)[冬]

冬になっても残る、色づいた木の葉。

この季語の俳句フォト:3句

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俳句フォトエッセイ

冬紅葉瑞泉寺へと続く道

瑞泉寺は鎌倉のお寺だ。駅からバスに乗り大塔宮で降り、徒歩で10分の距離にある。大塔宮とは、護良親王を祀る鎌倉宮の通称である。護良親王は、後醍醐天皇の皇子で、倒幕の立役者の一人である。尊氏と対立し失脚。この地で殺害された。瑞泉寺に行く途中には、画家平山郁夫の居宅だった家もある。天気予報に反して風もなく静かな道を疏水に沿って上がると瑞泉寺が見えてくる。鶴岡八幡宮や小町通りは観光客で溢れているが、ここは誰もいない。鎌倉には約60のお寺があると言うが、喧騒に包まれている方が少数なのかもしれない。瑞泉寺は花の寺として有名だ。この季節だからほとんど花はなかったが、山門には石蕗の花がまだ残っていた。

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王禅寺緑のままの冬紅葉

王禅寺は、川崎市麻生区にある。丘陵を切り開いて団地や住宅が造成された麻生区は新しい街だ。多摩区から分離した1982年には9万6千人だった人口は令和4年には18万人を超えている。丘麻生区は、男女共平均寿命が日本一になったことでも有名になった。バスを虹ヶ丘営業所で降りて、王禅寺に向かった。バス通りを外れしばらく行くと寺の門がある。王禅寺には、公園側からも入ることができるが、ぼくはこちらの道が好きだ。門を抜けると静かな林だ。鳥の鳴き声だけが響く。風が竹の葉を揺らし、出会う人もいない。静かだ。王禅寺は川崎の名刹の一つである。高野山三世無空上人が開山。関東の高野山とも言われる。

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冬紅葉遥か遙かに千曲川

この千曲川は小諸城址・懐古園からの眺望である。千曲川と言えば、島崎藤村の「千曲川旅情のうた」だろう。その碑が懐古園にはある。藤村の記念館もある。島崎藤村の『夜明け前』をぼくは劇団民藝の舞台で観ている。高校生の頃だ。名優と言われた滝沢修と宇野重吉が演じた。重厚な舞台が今でも眼裏に蘇る。本格的な舞台を観たのは、これが初めてだった。懐古園の紅葉は見事だった。もみじは秋に草木が黄色や赤色に変わることを表す動詞「もみず」に由来するという。そこから特に色を変える「かえで」を「もみじ」と呼ぶようになったらしい。「かえで」は葉の形が「カエルの手」に似ているところから来ているという。