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季語師走

(しわす)[冬]

陰暦十二月の異称。人々が忙しく走り回る月。

この季語の俳句フォト:3句

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俳句フォトエッセイ

銘木に迷ひ込みたる師走かな

ぼくの感泣亭での最大のパートナー土井伸さんが忙しい。彼は書家でもあり、イベントプランナーでもある。土井さんはかつて八名川句会のメンバーだったが、個人的に話したことはなかった。その土井さんと再び会ったのは、僕が江東区を退職した年、つまり約4年前の4月だ。僕は地下鉄日比谷線に乗っていた。駅で言えば築地辺りである。Facebookに一つの投稿が現れた。「銀座の◯◯堂にいます。お近くの方、どうぞ」というような趣旨であった。発信者は土井さんだ。あと二駅で銀座だ。一瞬迷ったが、降りることにした。それが土井伸さんとの再会だった。今の感泣亭の諸活動があるのは、全て土井伸さんのお陰だが、それはさておき。

俳句フォトエッセイ

商魂の火花を散らす師走かな

お馴染みの風景、上野のアメ横である。「アメ横」の由来は、アメリカものジーンズなどを売る店が多いから、ではない。戦後の闇市で「飴」を売る店が多かったことに由来する。ガード下には小物や宝石らしきものを売る店が迷路のように並んでいる。外に出れば、海産品や衣料品、菓子屋など雑多な店が入り乱れている。400メートルの中に400軒がひしめき合っている。年末の光景はテレビでも見慣れている。年末の一つの風物詩だ。まだ年末まで日があるせいか、客はそれほどでもない。外国人の姿が目につく。墨田区に住んでいた頃、上野はよく歩いた。お花見の時期は必ず上野公園に行った。

俳句フォトエッセイ

頂上に数多のシャベルカー師走

久しぶりに昼間ずっと家に居た。何人もの人が「ふみちゃんのシュトーレン」を受け取りに来てくれた。久しぶりにお目にかかる人もいて楽しい時間を過ごした。午後の4時を過ぎた頃、今日の「日の入」が16時28分であると知った。12月の初旬が一番日の入が早いらしい。「あと20分しかない」明るいうちに散歩に行くことにした。井田山を目指した。井田山は、11月の初旬にも訪れた。その時は、古き町新しき町鳥渡ると、武蔵小杉のタワーマンションを見ながら詠んだ。井田山の麓の日吉公園の木々の紅葉は進んでいた。楓は恐ろしいほど赤く染まっていた。頂上で音がする。ブルドーザーかシャベルカーの音だ。