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季語彼岸

(ひがん)[春]

春分の日をはさむ七日間。墓参りをする習わしがある。ただ「彼岸」といえば春をさす。

この季語の俳句フォト:2句

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俳句フォトエッセイ

スッポンも亀も彼岸の甲羅干し

正岡子規に「毎年よ彼岸の入に寒いのは」の句がある。母親八重の言葉をそのまま写した句とされている。季節は、暖かくなったり寒くなったりを繰り返しながら、春本番に近づいていく。もうお彼岸である。暖かな一日、都立清澄庭園に出かけた。地下鉄の清澄白河の駅から歩いてわずか5分。別世界のような庭が広がっている。ここは、江戸の豪商紀伊國屋文左衛門の屋敷跡ともされている。明治に入り、三菱の創始者である岩崎弥太郎によって整備された名勝の一つだ。中に入るとすぐに、摂津御影石の手水鉢があるが、この庭園には伊豆や紀州から数々の名石が集められている。池の磯渡りに使われている石も見事なものだ。

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句座囲む人暖かき彼岸かな

子規に「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」という句があるが、昨日は寒いお彼岸の中日だった。午前中のポカポカ陽気が嘘のようだ。雷雨まで襲ってきた。雪が降るかもしれないという予報もあった。感泣亭句会は3ヶ月に一度、3月、6月、9月、12月の第3水曜日を定例会にしている。まだ母が生きていた2011年頃から始めたので、すでに10年以上の歴史がある。2013年3月の句会で、母は眠りたし春眠のままそのままでと詠んだ。そして、その一年後の2014年3月23日にこの世を去った。母はお洒落な人だった。若い時から九十歳を過ぎた死の直前までその姿勢は変わらなかった。