ふみパンと会津ワインと春の夢
男は幾つになっても夢をもつ。儚き夢とならないように必死に生きている。その典型的な男の一人が横山さんだ。横山さんは、NPO法人会津ワイナリー会の理事長である。百七十名の会員を擁し、年間三千本のワインを生産している。この事業は、横山さんの夢でもある。横山さんは、つい先日まで会津で雪と戦っていた。この間の大雪で、横山さんの葡萄畑も大きな被害を受けたという。雪の中を這い回り、葡萄の木を守るために雪まみれになって奮闘された話を聞いた。復旧対策に多大な費用を要するとも聞いた。夢を実現するのはまことに容易ではない。横山さんは、大手のT工務店に勤務されておられた。


