震えつつ糸を垂らして春を待つ
寒い1週間だった。それにしても釣り人は勇敢で我慢強い。防寒具に身を包み、寒風をものともせずに糸を垂らしている。後ろを通っているのは、中央線である。ここは、JR市ヶ谷駅から橋を渡ってすぐ、江戸城外堀の一画に設けられた釣堀である。名前は「市ヶ谷フッシングセンター」。鯉釣りがメインだが、ニジマスやイワナを釣るコーナーもある。釣った魚をその場で焼いて食べることもできるらしい。おにぎりや生ビールも売っているので、暖かくなればちょっとしたピクニック気分で過ごすこともできそうだ。いかにも「釣りは初めて」という感じの女の子が釣り上げた魚に恐々指先だけで触っている姿が印象的だった。水がある風景は何だか心が和む。












