松過ぎて溢れ出したるごみの山
正月明けのごみの山は、想像を超える。さほど大きくもない収集車の中にこれだけのごみがよく入るものだと感心する。夕方には何処もかしこもごみの山は消え、いつもの町に戻っている。しかし、このごみ処理能力がなければ都市は成り立たない。子供の頃、父親が庭に穴を掘っていた。生ごみを捨てるためだ。いっぱいになると埋めて、また別の場所に穴を掘る。こんな時代もあった。し尿処理の仕方も劇的に変わった。ほとんど全ての家庭がし尿を溜める「ぼっとん便所」だった。ぼっとん便所は臭くて怖かった。汲み取り屋さんが来て、柄杓で掬って持って行った。それがバキュームカーに変わった。水洗便所も簡単にはいかなかった。


