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季語立春

(りっしゅん)[春]

二十四節気のひとつ。二月四日ごろ、暦の上での春の始まり。

言い換え(傍題):春立つ

この季語の俳句フォト:2句

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俳句フォトエッセイ

春立ちて幼なの声の変はらざる

メトロ日比谷線、広尾の駅を降りて徒歩7分ほど。ここは笄(こうがい)公園である。そして後ろに見える建物は港区立笄小学校である。ぼくは江東区の隅っこにある学校からこの都心の真ん中の学校に異動したことになる。まだバブルが弾けていなかった。当時の西麻布は好景気な最中にあった。広尾から西麻布の交差点に向かう外苑西通りは通称「地中海通り」と呼ばれていた。イタリアンレストランが軒を並べていたからである。土曜日の昼食はそれらの店を巡ったこともあった。クイーンアリスというお洒落なフランス料理屋にも同僚に連れられて行ったことがある。それらの店はどこに行ったのか。有名なキャンティの支店も姿を消していた。

俳句フォトエッセイ

立春のジャムはオレンジママレード

このオレンジママレードを見た途端、記憶が48年前に飛んだ。プラスチックの容器に入ったジャムを初めて見たのは、JALパックで行ったヨーロッパ旅行だった。こどもができたら、行けない。その前に行こうと妻と話した。1ドル360円の時代で、トラベラーズチェックというものがまだあった。相当なお金が掛かったと思われるが、妻が全て切り盛りしてくれた。アンカレジを経由してオランダのアムステルダムからロンドンに入った。赤い二階建てバスに目を丸くした。そして朝食についてくる「ジャム」!これはヨーロッパ旅行の象徴だった。今なら、それが安上がりなのだと分かるが、初めて見た目には、実に新鮮だったのだ。