緑陰を街に広げる本屋かな
JR南武線の鹿島田駅に直結する北野書店。社長の北野晋太朗さんにお目にかかった。驚いたのはその若さだ。弱冠23歳。療養中の父を助け、社長の大役を務めているという。私の住んでいる元住吉では昨年、町の本屋が姿を消した。全国的に見れば、この20年間に書店の数は半減している。川崎市内でも、中小規模の書店が次々と店を閉じている。寂しい限りだ。本屋がなくなることは、文化の火が消えることに通じる。時代の趨勢(すうせい)とはいえ、看過できない。北野書店も店頭販売だけでは厳しい状況だが、前向きな姿勢は崩さない。地域にある川崎総合科学高校と協力して、この冬に店舗をリニューアルする予定だ。




