無骨なる枝の先なる芽吹かな
「無骨」というより「奇怪」というイメージである。銀杏の枝が自然にこんな形になるわけがない。人間の手によるものだ。枝の瘤が痛々しい。街路樹として植えたのはいいが、葉っぱが落ちるのが困るのである。掃除を誰がするのかという話になる。最後に勤務していた江東区立八名川小学校は、校舎の隣が公園になっている。八名川公園という。「江東区のラジオ体操発祥の地」の看板が立っている。墨田区や江東区の歴史の古い学校の多くは隣が公園になっている。これは、関東大震災の教訓によるものである。避難所としての活用を考えたからであろう。その八名川公園にも多くの銀杏の木があるが、無惨に枝が払われている。




