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季語芽吹く

(めぶく)[春]

春、木々が新しい芽を出し始めること。

言い換え(傍題):芽立ち

この季語の俳句フォト:2句

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俳句フォトエッセイ

無骨なる枝の先なる芽吹かな

「無骨」というより「奇怪」というイメージである。銀杏の枝が自然にこんな形になるわけがない。人間の手によるものだ。枝の瘤が痛々しい。街路樹として植えたのはいいが、葉っぱが落ちるのが困るのである。掃除を誰がするのかという話になる。最後に勤務していた江東区立八名川小学校は、校舎の隣が公園になっている。八名川公園という。「江東区のラジオ体操発祥の地」の看板が立っている。墨田区や江東区の歴史の古い学校の多くは隣が公園になっている。これは、関東大震災の教訓によるものである。避難所としての活用を考えたからであろう。その八名川公園にも多くの銀杏の木があるが、無惨に枝が払われている。

俳句フォトエッセイ

木蓮の淡き毛深き芽立ちかな

この木蓮は、妻がお世話になっているグループホームの近くにある。面会に行くたびにこの木蓮の前を通る。認知症を患っている妻をホームに入れてから二年半に近い。(詳しくは、句集『大花野』朔出版刊参照)コロナ下であったが、ほぼ毎週ホームに行き、妻に会うことができた。従って、木蓮とも毎週お目にかかった。芽吹き、花が膨らみ散っていく。木が緑になり、大ぶりの葉に覆われた。夏には葉が黒く焼き焦がれた。あまりの猛暑のためか、それとも台風による塩害か。やがて冬になる。葉は散るが、枝の先に花芽が既についている。春に向かって、その花芽が次第に大きく太っていく。木蓮の花芽の特徴は産毛が生えていることだ。