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季語酉の市

(とりのいち)[冬]

十一月の酉の日に鷲神社で開かれる市。縁起物の熊手が売られる。

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俳句フォトエッセイ

手拍子も掛け声も買ふ酉の市

11月12日は酉の市だった。起源は、日本武尊(やまとたける)に遡る。東征の戦勝を鷲神社に感謝して参拝したという故事による。現在では商売繁盛を願うお祭りだ。東京で一番有名なのは、浅草の鷲神社だろう。狭い境内に縁起物の熊手を売る露店が立ち並び、威勢のよい掛け声が飛び交う。酉の市が催される神社は都内に三十ヶ所以上あるが、今回は新宿の花園神社に出かけた。靖国通り沿いから所狭しと露店が並んでいる。焼きそばやベビーカステラ、チョコバナ、焼き鳥なんでもござれだ。境内に入ると十段もありそうな提灯が張り巡らされ、参拝の人の列が続いている。縁起物の熊手を売る露店は60店舗もあるだろうか。

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酉の市所狭しと福の札

今年は11月11日と24日が酉の市である。酉の市というと浅草鷲神社と相場が決まっているが、実は都内だけで30箇所以上で酉の市が行われる。ぼくは、かつて江東区に住んでいたので、富岡八幡宮に行くことが多かった。今年は新宿の花園神社にでかけることにした。ここは規模が大きい。出店の数は圧倒的だ。靖国通り沿いは全て屋台に占められている。熊手を売る店は60店舗程。それぞれの店に番号が振られている。毎年、同じ店が同じ場所に店を出すのだ。各店には、すでに今年買いに来るはずの客の名札が用意されている。一度縁ができたら永久に?その絆は保たれる。