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季語霾

(つちふる)[春]

春、大陸から黄色い砂ぼこりが飛んできて、空がかすむこと。「黄砂」とも。

この季語の俳句フォト:2句

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俳句フォトエッセイ

霾(よな)曇りいつたいどこのどなたかな

ブレーメン通りで会釈をされた。何となくお会いしたような気はするが、いくら思い出そうとしても思い出せない。名前を忘れるのは20年前から始まっている。職員の離任式でのことだ。さっきから普通に呼んでいた名前が、朝礼台の上で突然出なくなる。人の名前ばかりか物の名前も出てこない。ある時は「コンビニ」という名前がどうしても出てこなかった。最近はその度合いが進行しているようだ。毎月1回認知症のグループホームで句会のようなものをしている。毎月お会いするのに、その方々の名前が全く出てこないのだ。ただ、ここでは「最近物忘れが激しくなって名前を忘れちゃったからもう一度教えて」と言っても違和感がないからいい。

俳句フォトエッセイ

霾(つちふる)や戦争の本しか無い本屋

久しぶりの深川だ。大横川の桜は葉桜に近くなっていたが、まだまだ「桜」だった。橋の上からひとしきり花見。今年最後だろう。深川には、俳句を応援してくださる方が沢山おいでになる。昨年も日本学校俳句研究会の活動に多額の寄付をいただいた。そのお礼を兼ねてお目にかかりに行った。その後、森下まで歩くことにした。幾度も通った道だ。三つ目通りの一本裏にあたる道だ。「昼飯をどこで食うか?」右側に鎌倉パスタが見える。「スパゲティを食べる気分ではないな」しばらく行くと左側に小洒落た店があった。深川にはこんな店が増えた。「下町の代官山」と呼ばれているらしい。よく見たら本屋だった。「こんなところに本屋?」