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家系

俳句フォトエッセイ

ざばざばと冷やし中華の出来上がり

究極の個人情報だが、ぼくには糖尿病の持病がある。家系だ。祖父は、糖尿病で死んだと子供の頃に聞かされた。糖尿病そのものでは死ぬわけはないから、おそらく合併症だろう。父も糖尿病だった。コーヒーにはサッカリンを入れて飲んでいた。70歳前後から目が悪くなり、天眼鏡を使って本を読んでいた。テレビを観ることも辛かったのか、ラジオばかり聴いていた。ぼくの場合、それと比べればかなりましだ。明確な合併症はまだ出ていない。しかし昨年、糖尿病を測る数値として用いられるヘモグロビンA1cの値が8を超え9に近づいた。危険信号だ。今年の初め、他の事情も重なって病院を自宅の近くの関東労災病院に変えることにした。

俳句フォトエッセイ

三月や自分で作るモーニング

心臓の検査は無事にクリアした。しかし、健康問題で無罪放免になったわけではない。主な問題は高血圧と糖尿病だ。母が高血圧だった。そして父は糖尿病の家系だ。両親の良いところもたくさん引き継いだが、同時にこの二つの病気も引き継いでしまったようである。年齢は、古来稀なりの「古希」を通り越し、喜寿も無事に過ぎた。すでに十分に生きたといえる。あとは、おまけの人生だ。もうそろそろ現実に死ぬ準備を始めなければならないと感じている。ほとんど財産はないが、それでも持ち家がある。遺産相続で揉めている家族を嫌というほど見てきた。ぼくが元気なうちに決着をつけておかなくてはならない。