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演歌

俳句フォトエッセイ

FADOの音の物悲しさや戻り梅雨

昨晩は猛烈な雨だった。一瞬にして梅雨空が戻ってきた。ところで、FADOという音楽をご存知のだろうか。10年以上前のことだが、ちあきなおみに魅せられ時期があった。図書館でちあきなおみのCDを全部借りて聴いた。その中に「待夢」というアルバムがあった。これがFADOのアルバムだった。「霧笛」や「秘恋」などの楽曲は、ぼくの胸に深く入り込んできた。何度繰り返して聴いたかわからないほどだ。演歌以上に演歌だと感じた。FADOは、元々ポルトガルの伝統歌謡である。FADOは、ポルトガル語で「運命」を表す言葉らしい。哀調を帯びた曲調にぼくが反応してのだろう。

俳句フォトエッセイ

顔見せや路上に歌の伝道師

錦糸町駅前のレコード店の前に人だかりができている。演歌と歌謡曲に特化したレコード店セキネだ。男性の二人組が「星のフラメンコ」を熱唱している。ふと足が止まった。ぼくはこの種の昭和歌謡が大好きだからだ。カラフルパレットというユニットだった。デビューして十年という。人だかりを前に「昨晩は誰も来てくれなかったらどうしよう、と心配で眠れなかった」と話す。「江ノ電ものがたり」や「終電車」などの持ち歌があるらしい。YouTubeで調べて聞いてみた。曲調はぼくの好みだ。再生数を見たら1643回とあった。ぼくの聴く音楽は全てYouTubeだ。