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麻布台ヒルズ

俳句フォトエッセイ

薄暑めく東京タワー展望台

東京タワーの展望台に来ている。エレベーターで45秒だ。大型連休は終わったとは言え、相当な人出だ。目の前には高層ビルが林立している。麻布台ヒルズなどは見上げるほどの高さだ。スカイツリーは先っちょだけが見える。下を見たら懐かしい建物が見えた。港区立御成門小学校の校舎だ。ぼくは45歳からの5年間、毎日東京タワーを見て過ごした。最初の3年間は麻布小学校から、次の2年間は御成門小学校からである。御成門小学校は、桜小や神明小など6つの学校が合併して開校した。40年前としては、最新の設備を備えた学校だった。エレベーターはもちろんだが、全校児童を一堂に集められるランチルームもあった。

俳句フォトエッセイ

秋霖にか細き東京タワーかな

久しぶりに六本木に出た。懐かしい。昔を懐かしむのは老いた証拠だろうか。ぼくは、45歳から47歳までの3年間飯倉交差点脇にある港区立麻布小学校の教頭を務めた。丁度オウムによるサリン事件があった頃だ。六本木の街の雰囲気は昔と同じだ。交差点のアマンドはそのままだし、和菓子の青埜もそのまま残っている。青山ブックセンターは名前を変えて健在だ。しかし、麻布警察署は姿を消していたし、六本木の象徴と言えるロアビルはそろそろ閉鎖に向かって動いているようだ。六本木には日本初と言われるハンバーガーの店「ザ•ハンバーガーイン」があったがストレッチの店に変わっていた。何より変わったのは麻布台ヒルズである。