あの日より七年経ちぬ春の宵
2019年3月3日。雨が降っていた。比留間一成さんを偲ぶ会の写真である。話しているのは詩人の菊田守さんだ。比留間一成さんは詩人であるが、色々な顔を持っていた。陶芸家でもあり、本職は中学校の教師で、非行問題の権威でもあった。ぼくが比留間さんを知ったのは20代の頃だ。父の紹介で小平の自宅を訪れた。当時、比留間さんは練馬区教育委員会の指導主事だったと記憶している。関係が深くなったのは、ぼくが管理職になった40代後半以降だ。彼が関わっていた「日本基礎教育学会」の仕事を手伝い始めたからである。この会は都立研究所の幹部経験者で構成されていた。偉い人ばかりで下働きをする人間が不足していた。

