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お正月

俳句フォトエッセイ

春寒の風吹き抜くる三郷駅

暦の上で春になったと思ったら、途端に寒くなった。ぼくは、埼玉の三郷まで毎月一度行く。デイサービスとグループホームのお年寄りと一緒に俳句を楽しむためだ。この日も楽しかった。一月は休みだったので、お正月の俳句と節分の俳句を一緒に考えた。お年玉あげるの楽しみお正月へえ、孫が来てくれてお年玉をあげるのが楽しみなんだと妙に納得した。逆に孫たちから逃げ回っているお正月という句もあった。お節料理では一番美味しいのは数の子という人が多かった。数の子をぽりぽり食べるせち料理途中で図らずも「もういくつ寝るとお正月」の歌をみんなで歌ったりした。

俳句フォトエッセイ

ひたすらに歩きて浸る初湯かな

すっかり温泉にハマってしまった。宮前平の温泉まで行こうかとも考えたが、乗換二回はかったるい。スマホで調べたらあった。綱島だ。ここなら電車で二駅。かつて「綱島温泉」があった。東横線の窓から湯のマーク。見た記憶がある。既になくなったはずだ。新しい施設らしい。綱島の駅からかなり離れている。歩くと30分近くかかりそうだ。「まぁいいや」暇だし、バスでもあるに違いない。綱島の駅はすっかり綺麗になっていた。新綱島という新しい駅までできている。キョロキョロと見回したが、結局バスはわからなかった。ひたすらに歩く。「綱島温泉湯けむりの庄」は想像したよりずっと立派な施設だった。車が次々に吸い込まれてくる。