【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

ひまわり

俳句フォトエッセイ

向日葵の東を向きてたぢろがず

最近は、お花屋さんに行くと、室内で飾る小ぶりの向日葵を見かける。しかし、ぼくは見上げるほど大きく雄々しい向日葵が好きだ。向日葵はお日様の動きを追いかけると思われているが、それが誤解であることを『ひまわりはなぜ東を向くか』(瀧本敦著中公新書)で教えられた。成長した向日葵が東を向いて固定されるのは、朝の太陽光で花に宿った露が乾きやすく、受粉を手伝う虫が集まるのを促すのが理由らしい。それにしても、向日葵が一斉に同じ方向に花を向けている姿は壮観である。向日葵の原産地はアメリカであるが、食用の油が採れ、当時動物性脂肪が禁じられていた帝政ロシアで盛んに栽培されん、一大生産地となった。19世紀の話だ。

俳句フォトエッセイ

向日葵の東を向きて枯るるまで

向日葵がすでに大きな花を付けている。青山フラワーマーケットで売られている小さな向日葵は、本当に向日葵なんだろうか。マンションサイズの品種改良がなされているのだろう。犬と同じだ。可愛らしいが、あまり好きになれない。巨大な花をつけ、ぼくの身長を超すようなものでないと向日葵とは感じられない。向日葵は、お日様の方に顔を向けて回るから「ひまわり」という名があると信じられてきたが、それが違うことを『ヒマワリはなぜ東を向くか』(滝本敦著中公新書)という本で教えられた。その本を思い出して書けば、太陽の方を向くのは向日葵の大きな葉っぱである。光合成をするのだから当然と言えよう。花が一方を向くには理由がある。