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ギックリ腰

俳句フォトエッセイ

じつとして時待ちをれば春の声

ギックリ腰は動かないのが一番。医者に行ってもどうにもならない。諦めて一日寝ていたら、どうにかゆっくり動けるようになった。体の不調は突然やってくる。10年前、朝起きたら突然顔面神経麻痺になっていた。唇の半分が動かない。ストローで水も吸えない。笑っても顔が歪む。顔面神経麻痺の治療は、初期の大量のステロイドの投与が成否を分けると知った。既に妻が認知症を発祥してをり迷ったが、思い切って入院することにした。ステロイドの点滴を行い、ブロック注射を毎日打った。退院の時が来ても顔面麻痺は一向に治らなかった。「本当に治るのか」不安があった。

俳句フォトエッセイ

寝ていればそれだけで良き真冬かな

本当は鎌倉吟行に行くはずだった。行けなくなったのは、ギックリ腰になったからだ。夕方から何となく腰に違和感があった。それがだんだん強くなり、動くのも苦痛になった。夜ある打合せをzoomでしていた時、「腰が痛いんだ」と愚痴を口にした。症状を話したら「ギックリ腰じゃないの」と言われてびっくりした。ギックリ腰とは、重いものを持ち上げたり、妙な動きをした時に「ギクッ」となるのがギックリ腰だと思い込んでいたからだ。症状を入力し、A Iで調べてみたら「典型的なギックリ腰です」と出た。朝になってもまるで起きられない。立ち上がるのも一歩歩くのも苦痛だった。鎌倉は諦めるしかない。あった予定がぽっかり空いた。