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メトロ千代田線

俳句フォトエッセイ

奉納の絵馬の重なり梅の宮

東京には梅の名所がたくさんある。しかし、その代表格は湯島天神だろう。ここは学問の神様菅原道真を祀る神社である。「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」の歌はあまりにも有名である。メトロ千代田線の湯島駅から「学問の道」と書かれた懸垂旗を辿ると天神石坂下に出る。ここを登ると湯島天神の境内だ。折からの受験シーズン。平日でも訪れる人は多い。高校生らしいグループもいれば、老夫婦の姿もある。境内の奉納棚は合格祈願の絵馬が山盛りだ。本人が書いたものも、両親の願いを込めた絵馬もある。中には予備校の先生方の絵馬もあった。梅の花がこれから開く。これでみなが合格できれば何も言うことがないのだが。

俳句フォトエッセイ

立冬やいつの間にかの北綾瀬

三郷に向かう途中だった。いつものように明治神宮前からメトロ千代田線に乗った。このまま行けば、乗換駅の新松戸まで行くはずだ。ところが、突然の車内アナウンス。「次は北綾瀬」北綾瀬行きの千代田線があるとはびっくりした。北綾瀬は足立区だ。ぼくが最初に勤めたのも足立区だった。江北小学校という歴史の古い学校だった。降りるバス停は「荒川土手」まだ高速道路ができる前のことだ。江北橋のたもとあたりである。当時の足立区の南北に走る鉄道は、東武伊勢崎線だけだった。今は、舎人までモノレールが通り、筑波エキスプレスもある。それに千代田線の北綾瀬までの延伸。大分便利になった。