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三郷駅

俳句フォトエッセイ

タクシーにふんぞり返り秋うらら

武蔵野線の三郷駅前である。ぼくは、毎月一度ここからタクシーに乗る。ふれあい早稲田診療所に向かうためである。ここで、認知症デイサービスの利用者さんの俳句教室を行なっているからだ。一番緊張する時間だが、みんなと一緒に笑いまくる。終わると楽しい。この日は、秋田では熊鍋を食う秋日和この日だけ孫が支払う敬老日などの句が生まれた。秋の夜はすぐ寝ちゃう巨人負けたからの句にはみんな爆笑!タクシーに乗っている時間はわずかなものだ。料金は700円だが、タクシーを利用すると自分がお大尽になった気分になる。車をやめたのは15年前だ。車を所有していると経費がかかる。車代に加えて、保険料や車検、駐車場代も必要になる。

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通勤の自転車並び草の絮(わた)

武蔵野線の三郷駅である。ぼくの住んでいる元住吉からはずいぶん遠い。この三郷に月に一度通っている。認知症対応のディサービスで皆さんと一緒に俳句を楽しむ会をしているのだ。参加者は20人弱。簡単に言えば、参加者の方々の口から出た言葉を五・七・五の形に整えて、作品化し共有する。瞬時に整えるのは難しいが、こども俳句の経験が生きてくる。約一時間でこの日は60句ぐらいできた。「暑かったねぇ。残暑だね。何してた?」「何もしてないよ。グダグタしてただけ」★何もせずグダクダしてた残暑かな「私は昔はテニスやってたの」★暑くてもテニスやってる残暑かな笑って答えない人いる。

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春寒の風吹き抜くる三郷駅

暦の上で春になったと思ったら、途端に寒くなった。ぼくは、埼玉の三郷まで毎月一度行く。デイサービスとグループホームのお年寄りと一緒に俳句を楽しむためだ。この日も楽しかった。一月は休みだったので、お正月の俳句と節分の俳句を一緒に考えた。お年玉あげるの楽しみお正月へえ、孫が来てくれてお年玉をあげるのが楽しみなんだと妙に納得した。逆に孫たちから逃げ回っているお正月という句もあった。お節料理では一番美味しいのは数の子という人が多かった。数の子をぽりぽり食べるせち料理途中で図らずも「もういくつ寝るとお正月」の歌をみんなで歌ったりした。