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代表格

俳句フォトエッセイ

凛と立つ白一色の水仙花

水仙は1月から2月にかけて咲く花の代表格だ。季語としては冬に分類されているが、2月に入ってもしっかり花をつけている。水仙は原種だけで50種類、園芸種になると1万種以上あるというから驚きだ。水仙の原産地は地中海周辺である。日本に入ってきたのは平安時代より前というから、もうすっかり日本の風土に定着している。先日、散歩の途中に真っ白な水仙を見つけた。ペーパーホワイトという品種である。「紙のように白い」ことからこの名前がついた。水仙の学名は「ナルキッソス」である。これは水に映った自分の姿の美しさに見惚れて、命を落としたギリシャ神話に出てくる美少年の名前だ。ここからナルシズムという心理学用語が生まれた。

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奉納の絵馬の重なり梅の宮

東京には梅の名所がたくさんある。しかし、その代表格は湯島天神だろう。ここは学問の神様菅原道真を祀る神社である。「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」の歌はあまりにも有名である。メトロ千代田線の湯島駅から「学問の道」と書かれた懸垂旗を辿ると天神石坂下に出る。ここを登ると湯島天神の境内だ。折からの受験シーズン。平日でも訪れる人は多い。高校生らしいグループもいれば、老夫婦の姿もある。境内の奉納棚は合格祈願の絵馬が山盛りだ。本人が書いたものも、両親の願いを込めた絵馬もある。中には予備校の先生方の絵馬もあった。梅の花がこれから開く。これでみなが合格できれば何も言うことがないのだが。