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俳句の授業

俳句フォトエッセイ

春近し人情深川ご利益通り

実に良い名前だ。「人情深川ご利益通り」とは!ここは、門前仲町。深川不動尊の参道である。約百五十メートルほどの中に四十ほどの商店が軒を並べている。漬物屋もあれば、江戸小物を売る店もある。老舗の煎餅屋は「其角」という名だ。由来はわからないが、おそらく芭蕉の門人であった宝井其角の名をとったのではあるまいか。「日本一硬いせんべい」というのが、この店の売りだ。この日は、近くの江東区立数矢小学校で「俳句の授業」があった。この数矢小学校の授業のある時は、ぼくは必ずご利益通りのカフェでカフェラテを飲む。少し値段は高いのだが、何しろ「ご利益」があり、授業もうまく進むこと間違い無しだからである。

俳句フォトエッセイ

待ちわびて仕事始のお給食

先週新年始めの俳句の授業だった。暮のうちから校長先生に「給食を用意しておくから」と言われ、心待ちにしていた。給食は、実に栄養バランスがいい。野菜もたっぷり取れる。外食だとそうはいかない。ラーメンでも蕎麦でもスパゲッティでも炭水化物だ。揚げ物も多い。それに結構うまい。癖がなく万人向けの味に仕上がっている。好き嫌いの多いぼくでも概ね大丈夫だ。仕事から離れて、給食の良さに初めて気がついた。学校に勤めていた当時は「一生給食に付き合わなくてはいけないのか」と思い、レストランでのランチが羨ましかった。実は、ぼくは子どもの時、好き嫌いがひどく、給食が大の苦手だった。

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冬温しさらばよこすげ小学校

この日は、こすげ小学校で先生方の俳句の研修会を行った。各学級で俳句の授業をしているが、「なぜそうするのか」が分かると理解がグッと深まる。ある程度理屈が必要なのだ。楽しい研修会になった。授業形式で先生方を子どもに見立て、俳句だけでなく授業技術についても触れる。子どもの話を聞く時の教師の立ち位置とか、子どもとの距離の取り方とか、ところどころに織り込む。あっという間の二時間だった。この研修会でぼくのこすげ小学校での仕事は全て終了した。感慨深い。記念に帰りに正面玄関で写真を撮ってもらった。ぼくの右側にあるのは、欅のモニュメントである。