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友情

俳句フォトエッセイ

荒梅雨の路地の裏なる傘傾げ

「七の会」。何年ぶりだろう。前回がいつだったのか思い出せない。コロナの前だったことは確かだ。「七の会」とは、校長任用前研修第七班のメンバーの親交会の名称である。つまり、同期会なのだ。何の工夫もない名前だが、思い出は深い。地域も年齢も異なる6人だったが、毎年のように集まり、情報交換をしてきた。会場は新宿の路地の奥の居酒屋だ。メンバーの一人T先生は八丈島の小学校の校長になった。あっという間に島に溶け込み、生き生きと島での優雅な生活を話してくれた。メンバー全員で八丈島の彼の学校を訪ねたこともある。アガパンサスという花の名を初めて知った。

俳句フォトエッセイ

青年の四人揃ひて時おぼろ

この四人は、高校時代の友人だ。この三十年くらい、毎年一回は会う。かつては上野だったが、今は銀座だ。左から二人目のMが絵を描いている。毎年この時期に銀座四丁目そばの大黒屋でデサント展というグループ展があり、そこで落ち合うのだ。S区で退職した美術の先生達の展覧会だが最高齢の方は九十近い。作品は実に伸び伸びしており、感激した。例年は駅チカの「ライオン」が会場になるのだが、今年は近くのビルの上の静かな蕎麦屋だった。「卒業してから六十年だなあ」律儀で、いい加減な後の三人をまとめてくれているSが言う。いつもは高校時代の思い出話となるのだが、今日は違った。「お墓、どうするんだ?」