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大垣

俳句フォトエッセイ

麗らかや水の都の湯の匂ひ

銭湯紀行その1大垣湯の花温泉大垣にいる。一昨年は、スーパー銭湯「天然温泉コロナの湯」に、昨年は「大垣天然温泉湯の城」に入った。スマホで銭湯を探したら、駅のそばに湯の花温泉を見つけた。歩いて5分ほどだ。入浴料は460円、破格だ。昔ながらの番台があるのに驚いた。洗い場が7つしかない。それでも薬湯や電気風呂がある。電気風呂に手を入れたら、ビリビリきた。壁の絵もない、小さな銭湯だが、お湯は使い放題。ジェット風呂でゆったり癒された。銭湯紀行の始まりとしては、うってつけの湯だった。

俳句フォトエッセイ

まろやかに「拓(ひらく)」てふ名の新酒かな

今月も「拓」が届いた。「拓」は大垣の西田拓郎先生が主宰する俳句雑誌である。表紙が毎月変わり実に新鮮だ。その36号がこれ。なんと驚く「あらばしり」(新酒)である。西田拓郎先生の名前を知ったのは、15年以上前のことだ。『新学習指導要領対応たのしい俳句の授業』よくまとめられていて、共鳴するところが多かった。西田先生が校長をされていた大垣市立墨俣小学校に日本学校俳句研究会の仲間で押しかけたのは、まだコロナの最中だったと思う。退職された後、どうなさるのだろうかと思っていたら、名古屋芸術大学の教授に就任されると同時に「拓」が創刊された。俳句結社を作り、維持するのは並大抵ではない。そこに挑戦されたのだ。

俳句フォトエッセイ

ズルズルズルズルズルズルズル春の風邪

「ズルズルズル」とは何とも汚い。もう2週間になる。大垣に行っていた3日間だけは奇跡的に症状は抜けていたが、東京に戻ったら風邪の症状も戻ってきた。始まりは、2週間も前だ。喉が痛くなった。正確に言えば、喉が痛くなる予兆があった。こういう時には、ルゴールで喉を焼くとひどくならない。(商品名でいえば「のどぬーる」)しかし、今回は治らない。鼻水が「ズルズル」出る。体が重い。次の週になっても症状は変らない。寒暖差のせいかもしれない。気圧の変化も体調には影響する。仕方なく、医者に行くことにした。この30年間、ぼくはインフルエンザには無縁だった。大流行の年もあったはずだが、運良く切り抜けた。

俳句フォトエッセイ

咲かんとす大垣城の桜かな

昨年に引き続き大垣市で行われた「高校生東西俳句決戦in大垣」に審査員として参加した。「夏の俳句甲子園に匹敵する大会にする」。実行委員会の鼻息は荒い。高校生のディベートに舌を巻いた。初見の俳句に対して、すぐさま鋭い評を加える。反論も噛み合っている。そのディベートが途切れない。能力と集中力の高さが際立っている。素晴らしい高校生の力を見せてもらった。この高校生の才能を発揮させ、その力をみんなに見せ、自信に繋げたのはこの大会があったからだ。西田拓郎先生をはじめ、準備された方々の努力に感謝したい。その感動に加えて、ぼくにとっては個人的に素晴らしいことが二つあった。一つは外山一機さんに出会えたことだ。

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美濃の春ぜつたい卵かけご飯

大垣に着いたら「ここ」と決めていた。大垣駅の1階にある美濃味匠。おにぎりやお弁当も売っているが、店内でも食事ができる。ほうじ茶が250円するのに、コーヒーは100円という変な店だ。卵かけご飯は700円だった。昨年は確か500円だったはずだ。「高校生東西俳句決戦in大垣」の審査員を昨年から仰せつかっている。昨年は寒かった。雨が降り気温は6℃しかなかった。今日は20℃はあるだろう。正に春の陽気だ。大垣の街中を歩き、大垣城に登った。大垣城は昭和11年に国宝に指定されたが、昭和20年の空襲で全焼した。現存するものは、外観をそっくりに再建された城である。ゆっくり大垣の街を歩いた。立派な黒い瓦の家が続く。