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掛軸

俳句フォトエッセイ

春夕焼またこの場所に来ています

散歩の続きである。「お店の人」というより、「家の人」という感じの女性に掛軸の由来を尋ねてみた。ご先祖がご商売をされていて、東郷家に出入りしていたような話をして下さった。この近くには「奥沢海軍村」というのがある。関東大震災の後、海軍省のある虎ノ門と横須賀の両方に行きやすいというので、海軍士官が住み始めたのがきっかけらしい。現在も当時の面影が残っているという。この地に東郷平八郎!ぴったりだ。ゆるい坂を下ると南国飯店がある。ここで一度小山正孝を顕彰する「感泣亭例会」を開いたことがある。現在のスペース感泣亭ができる前のことだ。南国飯店を見て、自由が丘に行くならあの場所に行かなくてはと思い出した。

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掛軸は平八郎や春火鉢

一仕事終えたので、散歩に出かけた。寒いが日の光は春だ。田園調布から自由が丘まで歩くことにした。この道は妻と連れ立ってよく歩いた。田園調布の駅から環八に差し掛かったところに、FIATの販売店があり可愛くて格好いい車が並んでいる。そこを過ぎると住宅街の真ん中にお洒落なカフェがある。今日は何かお茶会をしているようだった。八幡小学校を過ぎたところに世田谷区の木に指定されている大きな桜の木がある。住宅街の散歩もいいものだ。庭一面が花壇になっている古い家がある。見るとその塀に「古民家カフェすみれ草」のプレートがあった。「へぇ、この家が!」以前にはなかった。玄関に回ると「open」とあった。