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春の季語

俳句フォトエッセイ

振り向けば早紅梅の御空かな

まだ、1月の半ばである。家を出て、ふと振り返ったら、赤いものが目に入った。真っ盛りの紅梅だった。紅梅も白梅も春の季語だ。少し早すぎるのではないか。しかし、ぼくにはどうしても梅にしか見えない。調べてみると、「冬至梅」という品種もあるらしい。この梅は12月下旬から咲き始めるので、この名がついた。しかし、この品種は白梅らしく、写真の紅梅とは異なる。服部嵐雪の句に有名な句に梅一輪一輪ほどの暖かさがある。この句は、「梅が一輪咲くごとに春の暖かさが増す」という意味だと思っていたら、どうやら間違いらしい。この梅は「寒梅」。冬の句なのだという。

俳句フォトエッセイ

戦(そよ)ぎたる風見上ぐれば竹の秋

4月27日の俳句フォトの会「王禅寺吟行会」はスタッフを含めて参加者17名。これまでで最大規模の吟行会になった。天候にも恵まれた。絶好の吟行日和である。吟行は雨が降ってもそれなりの風情がある。どんな天気になっても構わないのだが、やはり晴れた方が気持ちが良い。俳句などできなくても歩いているだけで楽しいからだ。集合地点の柿生駅で奇跡が起きた。案内役をお願いした白井先生と参加者のMさんが偶然にも高校の同級生だったのだ。50年ぶり!正に感動のご対面である。王禅寺の新緑の楓は見事だ。そして風に戦ぐ竹林。生まれて初めて「竹の秋」を実感ができた。

俳句フォトエッセイ

四月馬鹿此奴一つがあれば良し

一ヶ月前倒しの「四月馬鹿」である。「四月馬鹿」は「万愚説」とも言う。春の季語である。ぼくの持っているスマートフォンは最新鋭のiPhone16Proだ。ケースは新進気鋭のイラストレーター佐山愛の手による。ちょっとした自慢だ。このiPhoneは写真の人物を消す事もできる。フェイク画像すら簡単にできてしまいそうだ。おそらく50年前の世界最高級のコンピュータの機能を遥かに上回るだろう。電話だけでなく、財布にもなるし、地図にもなる。辞書も入っている。ビデオを見たり、音楽を聴いたりもできる。何でもござれだ。この俳句フォトもiPhone一つで作成している。パソコンもタブレットも要らない。