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正見

俳句フォトエッセイ

東京の真ん中にゐて杜鵑草(ほととぎす)

豊島区の目白庭園に出掛けた。住宅地の真ん中にあるこの公園は1990年に作られ日本庭園である。それほど広くはないが(と言っても千坪近くある)池あり、滝ありでなかなか風趣に富んだ庭園だ。西武線の線路脇に位置しているのに、電車の音は気にならない。近くには、鈴木三重吉が起こした「赤い鳥社」の跡地があり、説明板が立っていた。目白庭園の入園料は無料。池の端に建つ六角浮見堂に座り、色づき始めた樹々を眺めると都心にいることを忘れる。結婚式の前撮り写真であろうか、白無垢や打掛を着た花嫁さんの姿が眩しい。七五三の記念写真を写している親子もいる。野草園と示された一角には、秋明菊や杜鵑草が花をつけていた。

俳句フォトエッセイ

唐突に春満月に出逢ひけり

まずは、お礼。昨日「如月のダウンの白のインパクト」をアップしたが、それに対して「如月のダウンコートの白さかな」との修正案をいただいた。どうしても、その時の印象が強いと、そこに引きずられてしまう。過剰に言葉に頼ってしまう結果になる。「白さかな」で十分白は強調されている。如何に気持ちを抑えることができるかが大切だと思った。ありがとうございました。肉眼で見た満月は大きい。写真にするとこんなに小さいのかとがっかりしてしまう。句集『大花野』の最後の句は「春満月」の句だった。春満月道なき道を照らしをり正見今、写真のように春満月は小さくなり光も弱くなっているが、道はまだまだ続いている。