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沼津御用邸

俳句フォトエッセイ

ことごとく傾げる松や南風吹く

今日は雨とあきらめていたら、運のいいことに止んでいた。今日は加藤学園での授業がある日。沼津だ。それなら、と早めに家を出た。沼津の御用邸記念公園に行くためだ。記念公園というのだから今は御用邸はない。案内板を読むと、昭和44年に沼津市に貸与されたとある。すると持ち主はまだ宮内庁なのだろう。元々は旧皇室の夏の別邸だった。昭和天皇も幼い時に70日滞在したとある。100室以上の部屋のある本邸は空襲で全て焼け落ちてしまったが、東別邸と西別邸は残っている。これがなかなかのものだ。入場料410円を払う価値は十分にある。居間のテーブルの上に投球盤があった。子どもの頃ぼくもこの遊びをしたと懐かしかった。

俳句フォトエッセイ

残雪や神の在(ま)します富士の山

新幹線の中から撮った富士山である。こう見ると、確かに霊験あらたかという感じがする。今日は沼津だ。加藤学園の高校生に俳句を教える。数年前から呼ばれ、2年生に俳句や俳句フォトを教えている。素直で熱心なので、すぐにこちらの意図を察して合わせてくれる。今日の授業も大成功だった。俳句フォトを全員が作り、全員の評をし終わった瞬間に終わりのチャイムがなった。ぼくの授業はかなりのテンポなのだが、担当のN先生がぼくの授業を見事に支えてくれている。成功するのはそのおかげだ。どんな具合に加藤学園の授業が始まったのか忘れたが、僕にとっては楽しい年間行事の一つになっている。沼津と言えば、沼津漁港だ。