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結婚式前撮り

俳句フォトエッセイ

煌めきを我がものとして年の暮

クリスマスのイルミネーションが話題になったのは、1980年代の原宿だった。1km以上の欅並木を数十万のライトで装飾。観光客も訪れ、交通渋滞が起きるほどだったという。その後、イルミネーションはLEDの普及とともに各地に広がった。名所はいくつもあるが、その一つが丸の内の仲通りだ。欅並木がすべて、シャンパンゴールドのライトで統一され、通り全体が金色のトンネルのようである。出店も多い。キッチンカーもあれば、クリスマス関係グッズを売る店、アンティークショップもある。帝国ホテルのブースでは、クリスマスのお菓子「シュトーレン」も販売されていた。イルミネーションの始点の東京駅前では結婚式の前撮りが盛んだ。

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入り組んだ路地の奥なる紅葉かな

東京には良い庭園がたくさんある。豊島区立目白庭園もその一つだ。 JR山手線目白駅から歩いて五分ほど、閑静な住宅街の奥にある。白壁の長屋門を潜るとそこは別世界の趣だ。大きな池を中心にした池泉回遊式庭園で滝の音が響く。池には、青鷺が一羽銅像のように動かない。緋鯉は優雅に泳いでいる。大名か旗本の屋敷跡かと思ったらそうではない。1990年に豊島区が新たに作った日本庭園というから驚きである。四季を通して草花に触れられるよう、様々な植物が植えられている。山野草エリアでは杜鵑草(ほととぎす)や沙参(しゃじん)等珍しい花にも出会うことができた。園内には「赤鳥庵」という茶室がある。

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東京の真ん中にゐて杜鵑草(ほととぎす)

豊島区の目白庭園に出掛けた。住宅地の真ん中にあるこの公園は1990年に作られ日本庭園である。それほど広くはないが(と言っても千坪近くある)池あり、滝ありでなかなか風趣に富んだ庭園だ。西武線の線路脇に位置しているのに、電車の音は気にならない。近くには、鈴木三重吉が起こした「赤い鳥社」の跡地があり、説明板が立っていた。目白庭園の入園料は無料。池の端に建つ六角浮見堂に座り、色づき始めた樹々を眺めると都心にいることを忘れる。結婚式の前撮り写真であろうか、白無垢や打掛を着た花嫁さんの姿が眩しい。七五三の記念写真を写している親子もいる。野草園と示された一角には、秋明菊や杜鵑草が花をつけていた。