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羽田空港

俳句フォトエッセイ

新春の川崎港を一望す

川崎駅からバスで約30分。工場街を抜け、海底トンネルをくぐった先に川崎マリエンはある。地上51メートルの展望台から川崎港を一望できる建物だ。川崎は、この港から世界につながっている。川崎マリエンは、姿が見えにくい川崎港の役割を市民に理解してもらうことを目的に建てられたものだ。マリエンとは、海を意味する「マリン」と「エントランス」(玄関)をつなぎ合わせた造語である。その周りは公園になっており、テニスコートなどが広がっている。展望台のすぐ下には輸出用の自動車が並んでいる。川崎港はどうやら自動車メーカーSUBARU(スバル)の有力な積み出し港になっているらしい。コンテナターミナルも見える。

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煌々と 夕焼けの海 広がりぬ

世の中には、海を見る穴場のような場所がある。たとえば江ノ電の鎌倉高校前駅が、それだ。ホームから見る七里ケ浜の光景には特別感がある。実は同じようなすてきな駅が、川崎のすぐ近くにある。JR鶴見線の終点、海芝浦駅だ。 1926(大正15)年に貨物専用として誕生した鶴見線は、今年で100年目を迎える。鶴見から海芝浦までは約10分。沿線には、JFEスチールの工場やヤマト運輸の物流センターなどの巨大な建物が立ち並び、電車は工業地帯の中を進んでいく。終点の海芝浦駅も、東芝グループでエネルギー事業を行う「東芝エネルギーシステムズ」の敷地内にある。だから、一般の人は駅から外に出ることはできない。

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春来たり夢の未来へ飛び立たん

春を思わせる一日、多摩川沿いを散歩していると、ホテルに目がとまった。ただのホテルではない。飛びっ切りおしゃれなホテルだ。ロビーに入ると、アメリカの西海岸にでもいるような気分になってくる。いかにもやり手に見えるビジネスマンが、テーブルでパソコンに向かう。ディスカッションしている若い人たちの姿も。京急大師線の小島新田駅から歩いたら、20分もかかるだろう。バスの便だって良くない。こんな不便な場所に、なぜこんなおしゃれなホテルがあるのか、不思議に思った。名前は?見ると「キングスカイフロント東急REIホテル」とある。キングスカイフロントとは、すごい名前だ。

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春近し西海岸にゐるやうな

アメリカ西海岸に行ったことはない。しかし、ここがどんな雰囲気かと問われると、思わずそう答えてしまいそうだ。座っているベンチの隣には、卓球台、貸し自転車が並びスポーツカーがさりげなく置いてある。表示は英語ばかり。ビジネスマンらしき外国人がパソコンのキーを叩いている。雑誌のモデルの撮影だろうか、10人近くの若者が、風のように通り抜けていく。打ちっぱなしの壁にいかにもアメリカ風の写真をやモダンアートが飾られている。なかなかモダンだ。(モダンは古いか笑)ここは、川崎殿町にある東急REIホテルの一階だ。大師線の終点小島新田駅から歩くと20分はかかる。バスで来るのも面倒なほど交通の便は悪い。