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自然観察

俳句フォトエッセイ

近寄れば白木蓮の命かな

いつもの白木蓮だが満開だった。「命がたぎる」かのようだ。通るたびに、白木蓮を立ち止まって見る。数週間前には硬い蕾だった。1週間ほど前に花びらが僅かに開き始めた。そして、今日のこの勢い!命に元気をもらったような気分になった。植物と花は大昔から一体のものだと思っていたが、違うらしい。花は、植物の発明品なのだという。地球上、最初の花は今から約1億2500万年前のジュラ紀と呼ばれる時代に生まれたと言われる。思いの外新しい。昆虫に蜜を提供する代わりに、花粉を運んでもらう、その目印が花である。それは自力ではなくて、他力で生きるという考え方だ。種の生存を他に預ける。実に大胆である。

俳句フォトエッセイ

東京は遥か彼方の春霞

ここを訪れるのは三回目である。初めは妻と散歩のつもりで来た。二回目は、孫を連れて娘の家族と一緒に来た。我が家からはバス一本。高齢者パスを持っているので、半額の百十円で来られる。月曜日なので休みだと困ると思ったが、大丈夫だった。夢見ケ崎動物公園。市営の動物公園で、入場料はタダである。電車だと南武線の鹿島田か新川崎の駅が近いのではないか。それでも徒歩で二十分ほどかかりそうだ。この動物園、ライオンや虎などの猛獣はいないが、かなり本格的である。ペンギンやフラミンゴまでいる。フラミンゴの毛が赤いのは、エサの色素に依ることを初めて知った。体長が1メートルを超すゾウガメがいる。