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芭蕉記念館

お知らせ

イベント開催報告:俳句フォト深川吟行 ~俳聖 松尾芭蕉ゆかりの地を巡るツアー~(11月16日)

2025年11月16日(日)、俳句フォトの会では「俳句フォト深川吟行~俳聖松尾芭蕉ゆかりの地を巡るツアー~」を開催しました。当日はやわらかな雲が流れる明るい晴天となり、会員の皆さま、一般参加の方々とともに、深川の自然や歴史に触れながら俳句フォトを楽しむ一日となりました。清澄庭園では、冬空の光や池の景色、季節の草木に目を向けながら撮影を楽しみました。石橋を渡ったり、植物を観察したりと、参加者それぞれが思い思いに撮影ポイントを探し、深川ならではの風景に触れていました。昼食は、地元で長く親しまれている割烹みや古で名物「深川めし」をいただきました。

俳句フォトエッセイ

気がつけば芭蕉の池の秋深む

久しぶりに江東区森下にある芭蕉記念館を訪れた。第24回深川芭蕉小中学生俳句大会の表彰式のためである。ぼくはこの大会に3回目から関わり、選考委員を仰せつかっている。ぼくの他、選考委員は堀本裕樹先生と藺草慶子先生。お二人とも俳句界を背負って立つ大俳人である。三人の共通項は、いずれも江東区の小中学生に向けて俳句の授業をした経験者だということだ。この日は大きな賞を受けた10人の小中学生とその保護者が出席した。来賓として大久保江東区長や本多教育長も見えられた。

お知らせ

【2025年11月16日開催】俳句フォト深川吟行 ~俳聖 松尾芭蕉ゆかりの地を巡るツアー~(募集締切りました)

(俳句フォトの会主宰)講師紹介小山正見 1948年川崎生まれ、元校長、俳人。教育現場で子どもたちと俳句を楽しみ、退職後は写真に俳句を添える表現活動を継続。東京新聞川崎版に「小山正見のかわさき俳句フォト」連載中。都政新報にて2025年9月から「暮らしを楽しむ俳句フォト」連載開始。句集『大花野』では、認知症の妻との暮らしを静かに見つめた言葉を綴る。内容松尾芭蕉が『奥の細道』の旅に出発した深川。この歴史ある地を巡りながら、秋の深川の魅力を写真に撮り、俳句と組み合わせた「俳句フォト」を創作する吟行(散策しながら俳句を創作する活動)です。俳句フォトの会主宰・小山正見が丁寧に指導いたします。

俳句フォトエッセイ

旧友の顔を探しに盆踊

八名川連合町会の主催する恒例の盆踊りだ。7月31日から8月2日まで。その最終日。打上げ近くになってお邪魔した。ぼくにとっては15年ぶりのことだ。実は近くの芭蕉記念館で「親子俳句教室」のイベントがあった。この日は、学校俳句研究会の仲間が10人も参加して、みんなで俳句作りを楽しんだ。大変好評だった。「先生方のサポートのおかげで、子どもも気負うことなく素直に表現できて良かった」という感想も。夜はナイトミュージアムというイベントがあり、普段は入れない芭蕉展望公園に向かった。隅田川を向いてライトアップされている芭蕉像をしげしげと眺めた。八名川小学校に赴任した20年前の盆踊り。踊る子どもの数が少なかった。

俳句フォトエッセイ

大川や夏を呼び込む雲数多

いよいよ関東地方も梅雨明けとなった。昨日誘われて、大川端を散歩した。久しぶりだ。暑いが、それでも独特の川風が気持ちいい。かつて河岸に「餌とも」さんというお店があった。その名の通り、釣りの餌を売る店だ。堤防ができる前はすぐ土手に出て釣りが楽しめたらしい。それほど古い店だが、ぼくが八名川小学校に勤務していた20年前にもまだ営業を続けていた。学校に鈴虫や蛍を届けてくれた事もあった。あの「餌とも」のおばちゃんは今も達者でいらっしゃるだろうか。江東区芭蕉記念館も大川沿いにある。芭蕉史跡展望公園からの隅田川の眺望は何度見ても見飽きない。大川と清洲橋の景観は見事である。

俳句フォトエッセイ

ざばざばと緑の雨の水飛沫(しぶき)

所属している結社は宿泊吟行。行き先は逗子だが生憎の雨になった。逗子駅のホームには天井から雨が音を立てて滴り落ちている。尤も、俳句の良いところは雨が降ったら降ったで、その時にしか詠めない句ができることだ。いつまでも初心者のつもりでいたら、いつの間にか、俳句を始めてから20年を過ぎてしまった。ぼくが俳句を始めたのは56歳の時だ。芭蕉記念館のある八名川小学校に異動するという偶然に出会ったからだ。子どもたちにとって、俳句は良い教材だ。21世紀を生きる基礎学力とも言うべき創造力を育む。日本語力を磨くにも絶好だ。短いから少ない時間で取り組める。教師の負担も少ない。俳句は実にコスパがいい教材なのだ。

俳句フォトエッセイ

ぽつねんと烏のとまり春を待つ

何処かで見たようなフレーズだと思ったら(笑)芭蕉の「枯れ枝に烏のとまりけり秋の暮」にそっくりだ。俳句の世界もどの世界も早い者勝ちである。芭蕉にこの名句がある以上、枝に烏の句は二番煎じを免れない。先日、神保町で渡邊尚代先生の「ひさよの絵本講座」があった。欧米文学が専門のひさよ先生が「芭蕉と奥の細道」を語るというので、興味があった。24ページにわたる詳細な資料が用意され、各ページにひさよ先生の詳細な書き込みがされている。ひさよ先生は深川の芭蕉記念館をはじめ、芭蕉関係の史跡を歩き、自分の目で確かめられた。千住や草加、日光、那須の黒羽まで足を伸ばし、芭蕉の足跡を辿っておられる。