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街の変化

俳句フォトエッセイ

少しづつかはりゆく街日脚伸ぶ

新しいマンションができる。空き地になったかと思ったらいつの間にか、完成間近だ。この場所には、かつて質屋があった。そういう時代だってのだ。質屋も質屋の蔵もいつの間にかなくなった。このマンションの前の通りでぼくは小学校5年生の時に5トン積みのトラックに轢かれかけた。自転車はぐちゃぐちゃになり、ぼくは九死に一生を得た。いつの間にか、街は変わる。新しい店ができた。「定食屋」と書いた行燈が遠くからでも見える。店の名前は「文鎮」とある。生活に当たり前に存在できる飲食店を目指すらしい。なかなかおしゃれな店だ。友人と入ってみた。おばんざいが主流の店だった。

俳句フォトエッセイ

蜃楼(かひやぐら)勝者のあれば敗者あり

蜃楼(かひやぐら)とは聞き慣れない言葉だが、蜃気楼のことで本来ならば見えないものが見えたりする現象を指す。蜃は大蛤の意味で、中国で昔、大蛤が気を吐く現場と考えられたらしい。話は、元住吉ブレーメン通りのことである。昨日は地元スーパーの「えばらや」が新装オープンした。少し前にはモスバーガーがABCマートのあとにできた。新しい店ができて何か嬉しい。ハンバーガー屋と言えば、駅前にマクドナルドが、その先にフレッシュネスバーガーがある。ブレーメン通りには、数年前までは二つ競い合うようにあったが、両方とも撤退し、一つは歯医者にもう一つは町田商店という名前のラーメン屋になった。