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質屋

俳句フォトエッセイ

少しづつかはりゆく街日脚伸ぶ

新しいマンションができる。空き地になったかと思ったらいつの間にか、完成間近だ。この場所には、かつて質屋があった。そういう時代だってのだ。質屋も質屋の蔵もいつの間にかなくなった。このマンションの前の通りでぼくは小学校5年生の時に5トン積みのトラックに轢かれかけた。自転車はぐちゃぐちゃになり、ぼくは九死に一生を得た。いつの間にか、街は変わる。新しい店ができた。「定食屋」と書いた行燈が遠くからでも見える。店の名前は「文鎮」とある。生活に当たり前に存在できる飲食店を目指すらしい。なかなかおしゃれな店だ。友人と入ってみた。おばんざいが主流の店だった。

俳句フォトエッセイ

小鳥網高価買取No.1

小鳥網とは、小鳥を捕獲するための霞網のようなもので、今は使用が禁止されている。俳句では秋の季語になっている。ブレーメン通りに新しい店ができた。「こやし屋」という名の貴金属などを買い取る店だ。元住吉にこの種の店は四軒目だ。この場所は昔はブティックだった。長いこと閉まっていたのがようやく開いたらこの店だったというわけだ。巨大な看板が掲げられ、道のあちこちに宣伝のテッシュを配る人が立っている。相当な力の入れようだ。ブックオフもこの街にあるが、中心はすでに本ではない。ブランド物の古着もあればアクセサリーもある。貴金属を買い取る歴史は古代エジプトにすでにあったらしい。