【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

銀座

俳句フォトエッセイ

聖五月バーテンダーといふ勇姿

兼子崇志さんのnoteを読んでいたら、突然ぼくの「小山正見」という名前が出てきた。どうやら褒められているらしい。早速兼子さんに連絡し、転載の許可を頂いた。兼子さんは、今は銀座でバーテンダーをされている。何だかお洒落だ。そして、本業には作家だ。さらにお洒落だ。知り合った時は介護関係の業界紙の記者をされていた。句集『大花野』を取材して頂いた。しかし、彼は自分の人生を歩むと決めて、職を辞し小説を書くためにバーテンダーを選んだのだ。勇気ある選択だと思う。こういう勇気ある人の話は面白いに決まっている。だから目についた時はできるだけ読むようにしている。そして出会ったのが以下の文章である。

俳句フォトエッセイ

青年の四人揃ひて時おぼろ

この四人は、高校時代の友人だ。この三十年くらい、毎年一回は会う。かつては上野だったが、今は銀座だ。左から二人目のMが絵を描いている。毎年この時期に銀座四丁目そばの大黒屋でデサント展というグループ展があり、そこで落ち合うのだ。S区で退職した美術の先生達の展覧会だが最高齢の方は九十近い。作品は実に伸び伸びしており、感激した。例年は駅チカの「ライオン」が会場になるのだが、今年は近くのビルの上の静かな蕎麦屋だった。「卒業してから六十年だなあ」律儀で、いい加減な後の三人をまとめてくれているSが言う。いつもは高校時代の思い出話となるのだが、今日は違った。「お墓、どうするんだ?」

俳句フォトエッセイ

土井伸の運を呼び込む歌留多かな

感泣亭歌留多第ニ弾として「土井さんの達筆神経衰弱」が売り出された。ぼくと土井さんとの関係について話してみよう。八名川小学校で子ども俳句に取り組み始めた頃、保護者にも俳句を広めたいと思った。そして始まったのが「八名川句会」だ。この句会、今も続いている。ある時、メンバーの一人であったOさんが、新メンバーを連れてきた。それが土井さんだった。その時は、土井さんは学校の近くで書道教室を開き、Oさんはその生徒だった。土井さんは生徒だったOさんの誘いを断れなかったのかもしれない。土井さんはしばらくの間、八名川句会に参加されていたが、そのうち姿が見えなくなった。上野の方でギャラリーを始められたと聞いた。