切先を天に伸ばして銀杏散る
「紅葉(黄葉)」は、秋の季語だが、東京の紅葉は遅い。気づけばもう十二月だ。急に木々が色付いてきた。桜紅葉も美しいが、銀杏の散る様には晩秋の風情がある。「銀杏散る」という季語は、銀杏の葉が降りしきるイメージだ。銀杏の起源は古く、2億7千年前の古生代に遡る。また、樹齢千年、2千年の巨木も各地に存在する。いずれにしても銀杏は長寿だ。燃えにくく、昔から寺社や武家屋敷などに植えられてきた。排気ガスにも強く、街路樹としても広く用いられてきた。銀杏は、東京都の木(オフィシャルツリー)にもなっている。銀杏並木と言えば、神宮外苑、絵画館前である。迷わず出かけた。



