荒梅雨や緑に濡るる石畳
ぼくが俳句フォトを始めたのは、今から15年前、退職の10日前に買ったiPhone3がきっかけである。「いったい、これで何ができるんだ?」半信半疑だった時、「フォト一句」というアプリを見つけた。写真に簡単な文字が入れられるアプリケーションだった。文字はゴシックと明朝の二択だった。丁度その頃、森村誠一が始めた「写真俳句」がちょっとしたブームになっていて、NHKテレビでも「フォト575」という番組が作られたりした。ぼくの作品も一度取り上げられたことがある。夏来る働き蜂はみんな留守というような、団地の写真をバックにした作品だったように思う。

