俳句フォトエッセイ2025.10.03この本を読書の秋に先駆けて小山正見この本とは、『もう一度聞きたいGS・フォーク・ニューミュージック 読む昭和の曲63』である。著者は放送作家で脚本家の松井信幸さんである。何を隠そう。松井さんは、ぼくの主宰する俳句フォトの会の有力メンバーである。ページをめくって、驚いた。まるでぼくの青春が詰まっているようなのだ。表紙に60★70★80年代とある。勿論これは1960年代〜の事だが、一瞬60代70代80代の人にピッタリだと書いているように見えてしまった。(笑)懐かしい曲ばかりである。各編の最初のページに歌詞のワンフレーズが大きなポイントで載っている。「ああ!この歌」というのもあるし、「こんな詞だったのか」と、意外に感じるものもある。この本の特徴は、一つ一つの曲に詳細なエッセイが軽妙な筆遣いで添えられている事だ。業界の中に身を置き、実際に見聞きした人でしか知り得ない事実が満載である。ぼくの好きな作家に小林信彦がいるが、彼の本を彷彿とさせる。例えば、沢田研二のタイガースだ。もとは「ファニーズ」という名前だったが、作曲家のすぎやまこういちに「良い名前を」と頼んだところ、「関西出身なら、タイガースがいいんじゃない」ちょうどその頃動物の名前をつけるのが流行っていたらしいが(笑)小椋佳のデビュー秘話も興味があった。神田川と南こうせつの逸話も。この本には歌謡曲はない。しかし、どうやら姉妹編で『昭和歌謡ものがたり』があることがわかった。これも読みたい。早速、ネットで注文した。正に「歌は時代と共に、人生と共に」だと感じた一冊だった。アルソス発行『読む昭和の名曲63』本体2000円+税https://amzn.to/42GOL5E
この本とは、『もう一度聞きたいGS・フォーク・ニューミュージック 読む昭和の曲63』である。著者は放送作家で脚本家の松井信幸さんである。
何を隠そう。松井さんは、ぼくの主宰する俳句フォトの会の有力メンバーである。
ページをめくって、驚いた。まるでぼくの青春が詰まっているようなのだ。表紙に60★70★80年代とある。勿論これは1960年代〜の事だが、一瞬60代70代80代の人にピッタリだと書いているように見えてしまった。(笑)
懐かしい曲ばかりである。各編の最初のページに歌詞のワンフレーズが大きなポイントで載っている。
「ああ!この歌」
というのもあるし、
「こんな詞だったのか」
と、意外に感じるものもある。
この本の特徴は、一つ一つの曲に詳細なエッセイが軽妙な筆遣いで添えられている事だ。業界の中に身を置き、実際に見聞きした人でしか知り得ない事実が満載である。
ぼくの好きな作家に小林信彦がいるが、彼の本を彷彿とさせる。
例えば、沢田研二のタイガースだ。
もとは「ファニーズ」という名前だったが、作曲家のすぎやまこういちに「良い名前を」と頼んだところ、「関西出身なら、タイガースがいいんじゃない」
ちょうどその頃動物の名前をつけるのが流行っていたらしいが(笑)
小椋佳のデビュー秘話も興味があった。神田川と南こうせつの逸話も。
この本には歌謡曲はない。しかし、どうやら姉妹編で『昭和歌謡ものがたり』があることがわかった。これも読みたい。
早速、ネットで注文した。
正に「歌は時代と共に、人生と共に」だと感じた一冊だった。
アルソス発行『読む昭和の名曲63』本体2000円+税
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