俳句フォトエッセイ2025.08.15エイエイオー夏休み基地始まりぬ小山正見この写真の何処かにぼくも写っているはずだ。結構な催しである。川崎市幸市民館主催の「第5回さいわい夏休み基地2025」が今から始まるところである。写真に写っているのは、そのスタッフだ。川崎市には、7つの区がある。実務的な行政区だが、ある程度の独立性をもって様々な活動をしている。連絡があったのは3ヶ月ほど前だっただろうか。担当のSさんから「協力願えないか」という連絡をいただいた。基本的には断らない主義なので、ひょいひょいと話に乗った。夏休みの自由研究の足しになるものということなので、「世界に一冊の自分だけの俳句集を作ろう」をキャッチコピーにした。しかし、夏休みに勉強チックなことをしたい子どもがいるのか。「俳句」と聞けば普通なら逃げ出したい課題だろう。動くおもちゃを作るとか塗り絵などは定番だが子どもは好きそうだ。体を動かすもの、体験的なことが似合っている。一体何人集まるのだろうか。結果的には4組の親子が集まった。まずまずである。どの子も俳句は初めてということだった。定番の「朝ごはん俳句」から始める。「朝何食べた?」「トースト」「ふーん、トーストをそのまま?」「ううん、いちごジャムをを塗った」「じゃあ、トーストにいちごジャムぬる夏の朝」だね。指を折って五七五を確認する。夏休みに行きたいところある?」「横浜のばあちゃんち」「じゃあ、横浜のばあちゃんちいく夏休み」となるかな。「宿題はあるの?」「うん、もうだいたいやっちゃった」「宿題はだいたい終わり夏休み」こんな風にかけるようになったところで、少しずつ自由度を増していく。ある子は夏休みをストーリーにして俳句を作った。面白いと思ったのは例えば次の俳句なんかそうだ。かけるならC Cレモンかき氷そうなんだ!Wi-Fiのつながるホテル行きたいな(笑)記録しておけばよかった。残念。「楽しいな」が入らないと満足しないこどももいた。指導者のぼくの意思は打ち砕かれたが、俳句集は何となくでき上がった。夏休み基地は楽しい市民館 正見というわけである。
この写真の何処かにぼくも写っているはずだ。結構な催しである。
川崎市幸市民館主催の「第5回さいわい夏休み基地2025」が今から始まるところである。写真に写っているのは、そのスタッフだ。
川崎市には、7つの区がある。実務的な行政区だが、ある程度の独立性をもって様々な活動をしている。
連絡があったのは3ヶ月ほど前だっただろうか。担当のSさんから「協力願えないか」という連絡をいただいた。
基本的には断らない主義なので、ひょいひょいと話に乗った。
夏休みの自由研究の足しになるものということなので、
「世界に一冊の自分だけの俳句集を作ろう」をキャッチコピーにした。
しかし、夏休みに勉強チックなことをしたい子どもがいるのか。「俳句」と聞けば普通なら逃げ出したい課題だろう。
動くおもちゃを作るとか塗り絵などは定番だが子どもは好きそうだ。体を動かすもの、体験的なことが似合っている。一体何人集まるのだろうか。
結果的には4組の親子が集まった。まずまずである。
どの子も俳句は初めてということだった。
定番の「朝ごはん俳句」から始める。
「朝何食べた?」
「トースト」
「ふーん、トーストをそのまま?」
「ううん、いちごジャムをを塗った」
「じゃあ、トーストにいちごジャムぬる夏の朝」
だね。指を折って五七五を確認する。
夏休みに行きたいところある?」
「横浜のばあちゃんち」
「じゃあ、横浜のばあちゃんちいく夏休み」
となるかな。
「宿題はあるの?」
「うん、もうだいたいやっちゃった」
「宿題はだいたい終わり夏休み」
こんな風にかけるようになったところで、少しずつ自由度を増していく。
ある子は夏休みをストーリーにして俳句を作った。
面白いと思ったのは例えば次の俳句なんかそうだ。
かけるならC Cレモンかき氷
そうなんだ!
Wi-Fiのつながるホテル行きたいな
(笑)
記録しておけばよかった。残念。
「楽しいな」が入らないと満足しないこどももいた。
指導者のぼくの意思は打ち砕かれたが、俳句集は何となくでき上がった。
夏休み基地は楽しい市民館 正見
というわけである。