【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

一瞬の赤極まりて晩夏かな

小山正見

今日は夕方になってはじめて家から出た。空気は熱せられたまま残っている。東の空も赤い。夕焼けが乱反射した結果らしい。
もう午後6時を過ぎている。
手紙をポストに投函。
少し、腹が減ってきた。
「とんかつが食いたいな」
ぼくは、時々そう思う。少々食欲のない時も食べられそうな気がするのだ。
不思議だ。
元住吉にとんかつ屋はない。立ち止まってスマホで調べてみたが、やはり無さそうだ。ラーメン屋は何十軒もあるのにとんかつ屋はゼロだ。
(出せば儲かるんじゃないか?)
日吉には美味いとんかつ屋がある。武蔵小杉にもある。しかし、電車に乗ってまでいく気にはならない。
ぼくが一番最初にとんかつが美味いと思ったのは当時自由が丘にあった「とん喜」だった。こんな美味いものがあるのかと思った。
浅草の「すぎ田」、上野の「双葉」や「武蔵野」もよく行った。
神保町の「いもや」にはしょっちゅう行った。
東陽町駅前の「とんかつ 田」には区役所時代通った。
新宿に行った時は、「王ろじ」だ。ここは行列のできるとんかつ屋だ。
先日は、渋谷に歴史ありそうなとんかつ屋を見つけた。明治通り沿いの「かつ吉」である。雰囲気も良さそうだ。しかし、次に行ったら工事中で閉まっていた。
美味いとんかつ屋はまだまだたくさんありそうだ。探して歩いてみたい。
また、情報をいただければありがたい。

結局は、ブレーメン通りの「さぼてん」でロースかつ弁当を買って家に戻って食べた。
夕焼けの赤が異様に赤かったが、それもすぐに消えた。明日も暑いらしい。