地をかすめ右へ左へ梅雨燕
この日の鎌倉吟行は、季節が何ヶ月か戻ったように寒い。コートを着て暖かい格好をして出かけたのに、それでも寒い。行きの電車に慌てて乗り込んで座席に座って気がついた。周りが女性ばかりなのだ。「ひょっとして女性専用車?」何となく空気が甘い。香水のほのかや女性専用車次の駅で慌てて逃げ出した。大船駅からタクシーで向かった先は、鎌倉中央公園だった。タクシーの中は天国青葉寒細い道を辿って公園の山崎口につく。降りると寒い。雨が落ちてこないことが唯一の救いだ。柿の木に薄い黄色や白の花が咲いている。リーダー格のMさんが「ちょっと華奢だけど、これが蚊帳吊草かしら」と教えてくれる。




