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季語春陰

(しゅんいん)[春]

春の曇り空。どんよりとして、ものうい空模様。

この季語の俳句フォト:2句

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俳句フォトエッセイ

春陰や人の歯垢をとる仕事

ガリガリと歯垢をとる音。時計を見ると、治療を始めてから既に1時間経っている。昨年から通っている歯科医院の一室である。好きな人はいないだろうが、ぼくも歯医者が嫌いだ。抜けた歯を20年以上放っておいた。それが、ある事情で歯医者に行かざるを得なくなった。ぼくは、子供の時から歯は丈夫だった。乳歯が頑丈過ぎて、抜けない。仕方なく、歯医者で何本も抜いたこともあった。つい半年前のことだ。一本の歯がグラグラするので歯医者で診てもらったら、なんと乳歯だった。歯の手入れも極めて杜撰だった。歯磨きも朝に一回だけ。しかも、形ばかり。いつの間にか歯磨き粉も使わなくなった。歯の治療が一応終わったところで歯医者に言われた。

俳句フォトエッセイ

春陰や盛り始むる鳩の群

鳩である。おそらくカワラバトと呼ばれる種類であろう。一般にドバトと言う。最近の鳩は嫌われ者だ。鳴き声がうるさいし、やたらと糞をする。僕も駅のホームで上空からの鳩の糞をくらったことがある。油断も隙もない。繁殖力が旺盛で一年の三分の二は繁殖期である。雄鳩が胸を膨らませてグルックグルックと雌を追いかけている場面を見かけたことがあろう。子どもの時、僕は鳩を飼っていたことがある。当時は冷蔵庫や洗濯機などの家電製品は、木の枠の中にいれられていたか。電気屋からそれを貰い受け、金網を張り鳩小屋を作った。近所に大規模に鳩を飼っている人がいて、最初はその人から鳩を譲ってもらった。