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季語花の雨

(はなのあめ)[春]

桜の花に降る雨。またその季節の雨。

言い換え(傍題):桜の雨

この季語の俳句フォト:3句

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俳句フォトエッセイ

ライオンのおやつとは何花の雨

気の置けない友人から「読んでみろ」と言われた。小川糸著の『ライオンのおやつ』という本だ。以前にも誰かから勧められ、メルカリで古本を入れていたことを思い出した。読み始めて、すぐ眠気が覚めた。この本が余命数ヶ月を宣告された人の死に向かう物語と知ったからだ。主人公は海野雫、33歳。癌の治療を続けていたが、医者から余命を宣告され、瀬戸内海のある島のホスピスで最期を迎えることを決意する。物語は、雫がこの島に渡る場面から始まる。ライオンの家というのが、このホスピスの名前。マドンナと自称する女性が施設長だ。奇跡は起きない。

俳句フォトエッセイ

大川に桜の雨の降りしきる

吾妻橋のアサヒビールの22階からの眺めはなかなかなものだ。桜が満開になるのも近いだろう。浅草の思い出をもう少し語りたくなった。ぼくは、30年もの間、墨田区の業平橋に住んでいた。スカイツリーのすぐ近くだ。浅草までは歩いて15分ほど。入り浸っていたと言ってもよい。しかし、酒は飲まなかったので、飲み屋だけは知らない。有名な神谷バーすら行ったことがない。代わりに行ったのが、喫茶店だ。入り浸った最初の店は「misty」と言った。純喫茶ではなく、スナックといた風情。ジュークBOXがあり、ぼくはここでフランソワーズアルディの「もう森へなんか行かない」を知った。当時流行っていたインベーダーゲームにもハマった。

俳句フォトエッセイ

花の雨母の遺影と向かひ合ふ

母・常子は2014年3月23日に亡くなった。今年で13回忌のはずである。本来なら、お坊さんを呼び一族が集まって偲ぶところだろうが、我が家では何もしない。だいたい、戒名も位牌もないのだ。父からしてそうだった。その代わり、忌み日に「感泣亭例会」を開き、「感泣亭秋報」を発行してきた。それも18冊で終刊とした。母の遺影は卒寿のお祝いに自由が丘のレストランで家族で撮った写真からとった。穏やかな顔をしている。母は、父が亡くなってから、思い出を圓子哲雄さんが主宰していた『朔』に寄稿し続けた。この文章を妻の邦子がまとめ『主人は留守、しかし・・・』という本にまとめた。