【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

さい全国小中学生俳句大会

俳句フォトエッセイ

「謹呈」の宋朝体の涼しさよ

午前中は、病院で検査、そして午後は友人と会う約束をしていた。朝になって、その友人から電話がかかってきた。「急に仕事が入ったから、会うのはまた今度にしてくれないか」楽しみにしていたのに、仕方がない。ポカンと時間が空いた。貧乏性のせいか、予定表に時間が空くと何か用事を入れるのが癖になっている。だからいつも「時間がない」ということになる。そう考えると、空いたこの時間は「何をしていてもよい」、神様からの贈り物のようなものだ。ワクワクして何をしようか考えた。「そうだ」と思いついたのは、髙田正子先生から頂いた句集『紅藍』を読むことだった。1ヶ月以上「読まなくちゃ」と思いながら手を出せなかった本だ。

俳句フォトエッセイ

Aが来てSSが来て春の宴

AとSSのところには実名が入るのだが、今の時代なので伏字にする。これは、正岡子規の句漱石が来て虚子が来て大三十日のもじりである。日本学校俳句研究会の春の集いが江東区の猿江恩賜公園で行われた。講師はI先生。植物に詳しいことは昔から知っていたが、これほどとは思わなかった。たぐいまれなる知識が、愛情に裏付けられている。この日も、ハンカチの花を教えていただき、ヒマラヤ杉の薔薇のような松ぼっくりを見せていただいた。これだけの人は俳句界全体でも稀有の存在なのではないだろうか。A先生は研究会を結成する前からの仲間、わざわざ伊豆七島の新島から飛んできてくれた。SS先生は、この4月に教職についた新人。

俳句フォトエッセイ

春めくやおめかしをして壇の上

第15回きごさい全国小中学生俳句大会の表彰式の日になった。全国1万6千余の参加者のうち、入選を果たした約40名とその保護者が参加した。皆、ちょっとおめかしをして会場の入口で記念写真を撮っている。壇上で賞状をもらう姿も晴れがましい。実は、この表彰式の会場は都立清澄庭園なのである。この日は好天に恵まれ、杏は花盛り、池には鴨が優雅に浮かび、まるで別世界の様相だった。以前は、神奈川近代文学館が会場だった。「都内に移せないか」という声が上がった。江戸深川資料館も候補に上がった。その時Aさんから「清澄庭園は?」との提案があった。「できたら最高だけど、無理なんじゃない」清澄庭園は都立だ。

俳句フォトエッセイ

春光を浴びて延々続く列

3月1日。この日はきごさい全国小中学生俳句大会の表彰式の下見とリハーサルで清澄庭園まで出かけた。清澄白河の駅を降りると、同じユニフォームを着た人たちが円陣を組んで、打ち合わせをしている。そんなグループがいくつもある。「なにごとだろう」聞いたら「東京マラソン」だという。ここ、清澄白河の交差点は給水所になるらしい。ボランティアの数が半端ない。表彰式のリハーサルを終えて交差点まで戻って撮ったのがこの写真だ。ぼくは走ることには縁がない。そう思った瞬間、あることを思い出した。オリエンテーリングである。地図上に示された標識を辿るゲームである。経験された方も多いのではないだろうか。