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俳句の魅力

俳句フォトエッセイ

料峭(りょうしょう)やああ志村けん志村けん

料峭の「峭」は「きびしい」と言う意味で、春風か寒く感じられるという季語である。俳句を始めると今まで知らなかった言葉に出会えるのが嬉しい。先日、東村山市の学校から俳句教室に呼ばれた。あの志村けんが卒業した学校である。駅前に志村けんの銅像がある。袴姿で、何となく真面目くさっている印象も無くはない。そのまま漫画にでもなりそうな「如何にも志村けん」というようなはっちゃけた顔ではなかった。その昔、萩本欽一とドリフターズが夜の8時台で競いあっていた。聴衆を巻き込む欽ちゃんが優勢になりつつあった時、ドリフターズの救世主として現れたのが志村けんだ。

俳句フォトエッセイ

ぽつねんと烏のとまり春を待つ

何処かで見たようなフレーズだと思ったら(笑)芭蕉の「枯れ枝に烏のとまりけり秋の暮」にそっくりだ。俳句の世界もどの世界も早い者勝ちである。芭蕉にこの名句がある以上、枝に烏の句は二番煎じを免れない。先日、神保町で渡邊尚代先生の「ひさよの絵本講座」があった。欧米文学が専門のひさよ先生が「芭蕉と奥の細道」を語るというので、興味があった。24ページにわたる詳細な資料が用意され、各ページにひさよ先生の詳細な書き込みがされている。ひさよ先生は深川の芭蕉記念館をはじめ、芭蕉関係の史跡を歩き、自分の目で確かめられた。千住や草加、日光、那須の黒羽まで足を伸ばし、芭蕉の足跡を辿っておられる。