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俳句関係

俳句フォトエッセイ

風入や我に不用な本ばかり

ある句会で「風入」という季語に出会った。どういう意味か歳時記で調べてみたら「虫干」の傍題とわかった。曝書も同様な意味だ。折角出会っても使わないと忘れてしまうので、ちょっと使ってみたというわけだ。我が家の書斎は、父の書斎だ。父が生きている時は、床から本が積み上がり足の踏み場もないほどだった。どこに何があるのかもわからなかった。その書斎を父の盟友の坂口昌明さんが、わかり易く整理して下さった。雑誌などもよく整理され父の仕事が俯瞰できるようになった。母が亡くなり、ぼくは12年前から父の書斎を自分の書斎のように使っている。引っ越してくる時に自分の本を大整理した。

俳句フォトエッセイ

老梅の枝のくねりて黒光り

梅の名句は数多い。梅が香やどなたが来ても欠茶碗は小林一茶。夏目漱石にもいの字よりはの字むつかし梅の花という愉快な句がある。梅の枝を詠んだ句はないものか。試しにA Iに聞いてみた。すると老梅や月夜となりぬ枝の影が出てきた。作者は原石鼎とある。しかし、A Iは嘘をつく。特に俳句関係はでたらめが多い。そこで、古今の代表句を網羅している「575筆まか勢」のサイトで調べてみた。どこにも見つからない。書斎に『原石鼎全句集』があることを思い出して、本棚の上から引っ張り出した。1990年に沖積舎から出版されている。表紙は棟方志功、帯は小説家の小島信夫。750ページを超す大著である。ぼくも結構執念深い。