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冷やし中華

俳句フォトエッセイ

とんかつはにいむら歌舞伎町は夏

急に暑くなった。空が夏になっている。新宿に出た。ここにも梅雨が明けたような空気が広がっている。昼飯に何を食べるか?食べたいものがない。紀伊國屋書店の地下が食堂街になっている。昔からここはよく来た。茹でたてスパゲッテイの店がある。隣はうどん屋だ。何となく食べる気にならない。カレー屋も二軒ある。どうもそんな気分ではない。寿司屋や卵かけご飯の店もある。卵かけご飯が二千円以上する。結局、通り抜けて外に出る。アカシアのロールキャベツは先日食べたばかりだ。一瞬、冷やし中華もいいかと思ったが、ぴったりこない。こんな時、最後に残るのがとんかつだ。

俳句フォトエッセイ

ざばざばと冷やし中華の出来上がり

究極の個人情報だが、ぼくには糖尿病の持病がある。家系だ。祖父は、糖尿病で死んだと子供の頃に聞かされた。糖尿病そのものでは死ぬわけはないから、おそらく合併症だろう。父も糖尿病だった。コーヒーにはサッカリンを入れて飲んでいた。70歳前後から目が悪くなり、天眼鏡を使って本を読んでいた。テレビを観ることも辛かったのか、ラジオばかり聴いていた。ぼくの場合、それと比べればかなりましだ。明確な合併症はまだ出ていない。しかし昨年、糖尿病を測る数値として用いられるヘモグロビンA1cの値が8を超え9に近づいた。危険信号だ。今年の初め、他の事情も重なって病院を自宅の近くの関東労災病院に変えることにした。