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土砂降り

俳句フォトエッセイ

雷や讃岐うどんのずずずずず

最近、夕立が多い。昼間の気温が上がり過ぎるからだろうが、毎日のようにどこかで一雨降る。元住吉の駅を降りたら、土砂降りだった。雷鳴も遠くから聞こえる。「どうしよう」駅の売店の傘の値段を見たら700円だった。「それなら」駅前に新しくできた「ずずず」でうどんを食べて待とう。そのうちやむだろう。この店は数日前に開店したばかりだ。以前はここに「富士そば」があった。最近は「丸亀製麺」が各所にでき、お世話になっている。安上がりに一食済ませられるのはありがたい。食券の買い方に迷っていたら、年配の店員が一人、それとなく教えてくれる。それが適切で、差し出がましさもない。顔つきは柔和だ。

俳句フォトエッセイ

光悦垣樋(とい)の先より五月雨るる

光悦垣樋(とい)の先より五月雨るる小山正見光悦寺!京都である。ところが、この日は土砂降り。「大花野の会in京都」の会場を提供してくださったOさん夫妻に大変お世話になった。まずご主人が宿まで迎えに来てくださり、ぼくを光悦寺まで車で連れて行ってくださった。光悦寺は、江戸時代初期に活躍した本阿弥光悦ゆかりの寺である。竹で組んだ独特の菱形の垣根が「光悦垣」として名高い。鷹峯三山が雨のもやの中で幻想的に見える。青い楓の葉に雨粒が宿り、樋からは雨水が流れ落ちる。庇のある一隅で五月雨を眺めながら、ぼくはOさんに京都のことを色々教えていただいた。